HOME香りと心の旅からの便り「ウツ」を「人生の意義ある体験」へ、見方を変える2012年7月下弦の月号

「ウツ」を「人生の意義ある体験」へ、見方を変える2012年7月下弦の月号

16歳の高校に入学した春休みに……
私の場合は「ほとんど人と話せない状態」になり、それは1年半程続きました。


今日は「ウツ体験」「ウツ状態」への見方は変えられることを、お伝えさせて下さい。
もしそんな状態であったとしても、それも「意味ある体験」かもしれない。


もちろん一言で「ウツ」と言いましても、
人によってずいぶん違っているものです。
ですから、「私にとってどうだったか……」というお話です。

私の場合は、振り返れば11歳の頃に、
それまでは友達や女の子達も近くにいたのに、
潮が引くように急に、「1人」になることが多くなりました。


中学1年(13歳)では、担任教師から授業中も集中的にいじめられる体験もありました。


そして地元の高校に合格した春休み、
突然気持ちが「砂漠のように」感じるようになり、
文字通り灰色の高校生活となったのです。
つまり冷静にみてみれば、11歳から16歳までの期間に、
子供ながらも意識が揺さぶられる出来事がいくつも続いていたようです。


やがて、そんな自分の「落ち込みやすい心」をなんとかしたいと、
17歳頃ユングに関心を持った所から、
私にとっての心理学やセラピーの学びが始まりました。


……そして月日は流れ……


現在では様々な方々とセッションしたり、
セラピストになった方々のお話を聞く内に、
10代から20代でこうした「ウツ体験」や精神的な危機状態を体験される方はけっこう多いのに、
気づかされたのです。

よくよく考えますと……
世界中のアート、音楽、映画、文学、哲学など、無数と言ってもいい膨大な作品群が、
10代から20代の鬱屈体験から産み出されています。
鬱屈が、アートや創造性の源となっているのです。

こうして、「人の成長過程におけるまったくナチュラルな心の反応」として、
16歳の春からの「ウツ体験」を、私は受け入れられるようになりました。

(ですので、社会の多くの方は「ウツ体験」を語りたがらないようですが、
私はそんな風にも見ていないわけです。
むしろネガティブな心理を「影」とみる社会システムを、健全ではないと考えます。)



視点を転換して、問いかける

ここで大切なのは、悩める子供達を「支援する大人」の存在ではないでしょうか?
私の場合は、ほとんど1人きりで、
相談できる、そして信頼できる大人は、身近に誰もいなかった。
もしも、広い視野と実際の社会経験を持ち、
寛容な精神も持った大人が1人でもいたら……。


私も全く違った人生となっていたでしょうし、
10代、20代も含めて、多くの「ウツ状態」や「ひきこもり状態」の方々にとって、
人生が大きく変わる可能性を持っているでしょう。

その体験から、何を学べるか?

その体験から、何を遊べるか?

その体験から、何を創造できるだろうか?

ーーこんな風に視点を転換して、
問いかけてみるのはいかがでしょうか。


今もしも、ツライ状態としても……
人生全体の広がりから見れば、「意味ある体験」かもしれないですよ。



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