人生の100のリストを書いてみませんか! 2009年6月満月号

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「これからどのように生きていこう……」
そんな風におもった時には、
「やってみたいこと」のリストを書いてみるのも、ひとつの良い方法です〜〜。
「ワクワクすること」
「なんとなく気持ちがムズムズ、アップすること」を、
書き出してみるのです。


とは言っても、なかなかスムーズには書き出せないことも……
実際ありますね。
そんな時、ロバート・ハリス著「人生の100のリスト」講談社プラスアルファ文庫 を、
読んでみるのはいかがでしょうか?
今回の「香りと心の旅からの便り」では、
この「人生の100のリスト」という本をめぐって、ご紹介させて下さい。

☆☆☆

高校卒業後すぐ日本を飛び出して、
ソビエト、ヨーロッパ、中東、インドと
長い放浪の旅をしたロバートさんは、最終地点のカルカッタの安宿で、
「どんな人生を歩んでいけばいいんだろう」と、
真剣に考えた。
そして、100の項目からなる「人生のリスト」を作ったのです。
この時1967年、彼は19歳。


・アマゾン川をイカダで下る
・1000冊の本を読む
・武道の黒帯を取る
・ファッション・モデルと付き合う
・南の島で放浪者たちの集うバーを開く
・ギリシャの島で小説を書く
・ZEN寺で修行する
・エベレストを間近に拝む

……例えばこうしたリストが100挙げられていて、
その後どんな風に実現したかーー
も書かれているのが、この本のおもしろい所です。
(全部ではないけれど……リストの多くの項目を、
その後30年以上かけて、彼は現実化しています。)

毎日の仕事や細々した事に追われて、
「本来、自分が何をしたかったのか?」
ーーツイツイ忘れてしまうこともありますね。
そんな時、ひとの「夢のリスト」を読むのも、
心の解毒となって、タノシイですよ〜〜。


この後、ロバートさんは、映画「イージー・ライダー」に感化されて、
ヒッピー人生を歩み始め、
オーストラリアで「プライマリー・セラピー」を受けて、
心の根源的な痛みを癒したり、
自由気ままに生きるボヘミアンや、アーチスト達が集う書店兼画廊
「エグザイル・ブックショップ」を、シドニーで開業したりします。

「一度強く願ったものは往々にして叶ってしまうものである。
(略)
願うことによって潜在意識が刺激され、
無意識的にその夢の達成に適した状況、環境、精神状態を
ぼくは作り上げていったのかもしれないし、
または願いそのものが独自のエネルギーを持ち、
僕の想像を超えた、何か大きな力を引き寄せてくれたのかもしれない。
(略)
ぼくがリスト作りを続ける1番の理由は
やはりそうすることが楽しいからだ。」p385から


実現に何十年かかっても、良いのですよ〜〜。
自分の内にある「本当は……できたらいいな」
という願いを書き出してみたら、いかがでしょう!!

すると……

「まだ自分にもできること、いろいろあるじゃない!!」と、
ポジティブな気持ちが生まれてきます。


そしてささやかでも
(大げさな、立派なことでなくてイイのです)
一つ一つのリストを現実化することが、
あなたの内に「自信」を産み出します。

またこの本の巻末では、19歳の時に加えて、
ロバートさんが新しく作った「これからの人生の100のリスト」も、
紹介されています。
大人になってからも「やってみたいこと」リストを書けるーー
これも素敵ですね。


例えばーー
・ヘンリー・ミラーの墓に手向ける
・おふくろの伝記を書く
・英国へ行き、ぼくのルーツを探す旅をする
・親父と和解する
……人間的な「成熟」が感じられて、味わい深いです〜〜。

手帳や小さなノートに「人生の100のリスト」を書くことーー
これはあなたの人生を、
きっと豊かに・楽しいものにしてくれるでしょう!!

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