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人間関係やコミュニケーションでお悩みのあなたへ☆自分という『箱』から自由になるには

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人間関係が行き詰まっている、うまく行かない…
そんな風に感じる時はありませんか?

夫婦やパートナーとの間、
子供、そして自分の親との間、
会社で、あるいは地域で。

おそらく人間関係やコミュにケーションは、
とても多くの方にとって悩みや苦しみとなっている難題であるでしょう。
そしてこれが、
「自分が小さな箱」に入っているため、だとしたら……。

この夏、私自身にとっても1番ショックだった、心揺さぶられた本、
「自分の小さな『箱』から脱出する方法」アービンジャー・インスティチュート著 
について、ご紹介させて下さい。

「箱」とは何でしょう??

ザグラム社に入社して1ケ月たったトム氏が、
ザグラム社独自の研修を受ける過程で、
自分自身の抱えている「箱」について気づかされる物語、
ーーという形でこの本は書かれています。

「哲学者はこれを、『自己欺瞞』と呼んでいる。
でもザグラムでは、もっとくだけたいい方をしている、
『箱の中に入っている』というんだ。

つまり、自分を欺いているときには、わたしたちは『箱の中にいる』わけだ。
(略)
自分が抱えているとは思いもしない問題、
自分には見えない問題を抱えていて、
その結果、『囚われていた』んだ。
(略)
ぴったりと閉じた箱の中に入り込み、
周りから遮断されて、
何も見えなくなっていたからなんだ。」p30から

これは、ほとんど全ての会社や人間集団で起こりがちなことでしょう。
自社の独自性を確立しようとすればするほど、「箱」が生まれてしまう。
「箱」に取り込まれてしまう。

個人においてもまったく同様で、
自分ならではの何かを確立しようとすればするほど、
必然的に「箱」は生まれてきます。

そして「箱に入る」と最も問題なのはーー
他者が単なる「モノ」のように見えてくる、
ありのままにヒトが見えなくなってくること、なのです。

これはさらに(社員や周辺の人達、家族の)
・積極的にかかわろうという気持ちを、失なわせる
・参加しようという意志を、失わせる
・人間関係にトラブルが、生まれてくる
・ストレスが生じる
・チームワークが悪化する
と、色々な問題に広がってきたりします。

私自身を振り返ってみても、イタイです。
たしかにこうして「箱」のトラブルは沢山ありました。
自分が一生懸命やればやるほど、頑張るほどに、
逆に「箱」は強化されてしまう。

アリ地獄にはまったように、もがくほどに、
人間関係のトラブルが続くかもしれないのです。

どうすれば「箱」から出られるか?

ではどうしたら、「箱」から自由になれるでしょう?


本書では、
「どうやって箱から出られるだろうと思ったときには、箱から出ていた」
ーーと書かれています。

不思議ですが「箱から出たい」とおもった瞬間に、
その人の視点が変化するようです。
そして他者や外界が、素直にありのままに見え始める。

もうチョット言えば……
「自己欺瞞」していたのは、自分自身の深い感情に対してなのです。
ひとはしばしば根源的な感情を忘れてしまい、
目先の注意に囚われてしまうからですね。

私もこの本を読んでいて、神秘的な味わいと感情体験がありました。
フィクショナルな架空のストーリーとして、
ザグラム社のトムやルーを追っていると、
同時に自分のこれまでの人間関係を振り返って想起するのです。

数多くの過去の失敗やトラブルが蘇ってきて……、
それらを引き出したのは自分の側のあり方だったと、
自然な流れで気づかされるのです。

「箱から外に出る」とは、
自分が作って来た思い込み(心理学的にはビリーフ・システム)から自由になること、
とらわれなくなることーーですね。

私の場合はこの本のおかげで、妻との関係が良くなりました。
(この本だけではないのです。
この頃のいろいろな影響も含めての変容体験です。苦笑)

本当の所どうすれば、私達は(根源的に)幸せに生きれるでしょうか??


どのようにあれば、毎日を幸せに生きれるでしょうか??

「自分の箱から自由になりたい」という問いかけは、
ただそう意識するだけで、
あなたの周りや人間関係に変化をもたらすかもしれないです。

「自分の小さな『箱』から脱出する方法」ーー
目からウロコが落ちる、かな〜りお薦めの1冊ですよ。



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