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夢やファンタジーを見る術を「あまちゃん」から学ぶ

ドラマ「あまちゃん」は、明日9/28(土)いよいよ最終回です!


前号にひき続き、ドラマ「あまちゃん」の素晴らしさ・深さの話題です。
今朝も「あまちゃん」を見ていて、
「本当に上手く作られたドラマだな〜」と、私はまた感じていました〜〜。


「いつでも夢を〜♪」と海女さん達が唄っているシーンでは、
これは「夢やファンタジーを見る術を学ぶドラマ」かも? と、
私はおもいました。

現実には震災があり、なかなか復興が進んでいない東北もある。
それでも、天野アキや海女さん達は「いつでも夢を〜♪」と、
瞳をキラキラさせながら唄っている。

そんなファンタジーのチカラが、私達見る者に元気を与えてくれる。
「こんな風に唄をうたいながら、現実から立ち上がればイイ」と、
伝わってくるようです。

宮藤官九郎さんの脚本は、細かい部分ではいろいろと、
辻褄があっていない所も見受けられるのですが……、
(またそこが宮藤作品らしい)
ファンタジーの物語では、辻褄があってなくても良いのかもしれない。


「いつでも夢を〜♪」と口づさみながら、立ち上がってみようーーと、
夢やファンタジーの発動するチカラを伝えている。

「光」と「影」の対の組み合わせと反復

今朝9/27(金)の第155回ではーー
薬師丸ひろ子さん演じる女優の「鈴鹿ひろ美」と、
小泉今日子さん演じるアイドルになれなかった中年女性「天野春子」が、
対話するシーンがあり、
続いて、
東京でアイドルになった能年玲奈さん演じる「天野アキ」と、
アイドルになりそこねて地元にいる、橋本愛さん演じる「ゆいちゃん」が、
対話していました。


つまり、「光」の中にいる人物と「影」をひきづった人物の対話を、反復している。


とはいえ、「光」である「天野アキ」は、
「影」である「ゆいちゃん」と出会ったから、行動してきた。

「光」と「影」は入れ子になった相補的な対の組み合わせであり、
「光」も「影」もどちらも同時に存在しているのが世界ーーと、
宮藤官九郎さんから伝えられているようです。

ドラマ「あまちゃん」が伝ていることのひとつは、
私達の内面にある(あるかもしれない)、
「光」と「影」の両方を抱えるチカラを育てることーー
かもしれないですよ!

「影」もある中で、「光」もキラキラしている。
「光」が満ちた中で、「影」も寄り添っている。
「光」と「影」が笑い合っている。



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