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こんにちは。
【アロマテラピー×心理ワーク】の 立野博一です。
昨夜の私は、ナカムラクニオ著「パラレルキャリア」晶文社 を読んでました。

話題のブックカフェ「6次元」のオーナーであるナカムラクニオさんが、
これからの時代の働き方として、いくつかの「小商い」を掛け持ちして働く、
「パラレルキャリア」を提案している本です。


見開き2ページで1つづつ、
全体では100のパラレルキャリアを実践するヒントを、
掲載されています。

私=立野が刺激を受けたヒントも、いろいろありましたーー
・3つのワークバランスを整える
・【飽きる力】を利用する
・【自分メディア】を作り小商いする
・大切なのは【他人を成功させること】
・複雑なことを単純に考える、
等々。


特に「3つのワークバランスを整える」ことーー
・食べるための仕事=ライスワーク
・人生をかけた仕事=ライフワーク
・趣味を活かした仕事=ライクワーク
これら3つの仕事のバランスを整えることが重要という提案は、
私もその通りと、同感します。

「人生をかけた仕事」に全力集中できればベストですが……、
実際それではナカナカ生活が成り立ちにくいですから、
「食べるための仕事」もキープすることも、大切です。

とはいえ、「食べるための仕事」だけになっていると、
その人の「価値観」も活かされず、欲求不満になってしまいますから、
「人生をかけた仕事」と「趣味を活かした仕事」も、やはりやりたいですね〜。
コーチングの用語で言えば、自分の「深い価値観」「存在意義」とつながった仕事を、作っていくということでしょう。

そして全体として重要なのは、これから3年先、5年先、10年先の近い未来……、
少子化・高齢化、そしてITとグローバリゼーションによって、
どうしたって私達の仕事をめぐる環境が、
大変動せざるをえないということですね。

そこで(もちろん、人それぞれに適性や方向性は違っているけれど……)、
「自分はどんな仕事を作っていったら良いのか??」を探求する旅をするのが良いということでしょう。

本書「パラレルキャリア」も、
「自分はどんな仕事を作っていったら良いのか??」への、
ナカムラクニオさんからの実験レポートなのですね。

「働くっていったい何のためだろう?
お金のため?
幸せのため?
世の中のため?
ある日、そんな疑問の答えを探し、
僕は複数の仕事を掛け持ちしながら、
働くことの意味を見つける冒険に出たのです。
(略)
なかなかわかってもらえないことも多いでしょう。
他人が自分のことを理解できなくて当然。
みんな自分のことを半分も理解できていないんだから。

そして、成功よりも失敗も多いはず。
でもあきらめずに、成果よりも成長を楽しむべし。」
「パラレルキャリア」のあとがきから


「働くっていったい何のためだろう?」と自問し続けることが、
きっと何より大切なのでしょう。

とはいえ、「仕事」イコール人生でもないハズ。

つまりは、「自分の人生、そして働くって、何だろう?」という探求の旅なのです。
そして私=立野も、
「自分の人生、そして働くって、何だろう?」を、
研究し続けています(笑)。



追記:amazonでのこの本のカスタマーレビューを確認したら、星1、5位でひじょうに低評価になっていたので、私も追加説明します。

この本は、上記のように1つの記事が「見開き2ページづつ」の構成となってます。
ですのでそれぞれの記事がけっこう説明不足なのも事実。
私の感覚では、懇切丁寧に十二分説明した場合を100とすれば……、
ナカムラさんは35〜40位しかここでは記述されてないようです。
(おそらく実際のナカムラさんにお話を聞けば、
100まで説明して下さると予想するのですが。)


ですからこの本の読み方としては、「深読み」することが不可欠でもあるのですね。


例えば私の場合は、「コーチング」「心理的アロマテラピー」の2つの分野の仕事を実践してますので、
自分の実情とこの本で書かれていることを照らし合せて、深読みしてました。


すると……、
「パラレルキャリア」の可能性も難しさも、同時に見えてくるでしょう。


成功よりも失敗も多いはず。
でもあきらめずに、成果よりも成長を楽しむべし。」


ーーという「あとがき」の言葉には、
そんな深い意味も込められてると思います。
いかがでしょうか?