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この1冊で植物の神秘の扉が開かれ、あなたの人生も変わるかもしれない2010年4月下弦の月号


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「1冊の本との出会いが、人生を変える」
ーーそんな希有な出会いも、時々あるものですね。

2010/4/5発刊されたばかりの、
「インセンスーー薫香料と香を焚く儀式」トーマス・キンケレ著 という本も、
もしかしたら多くの方の人生を変えるかもしれないです。

まずは速報として、この本についてご紹介させて下さい。
↑写真はエレミの樹脂

この本では、原始時代から人類が心と身体の癒しに
もちいてきた様々な植物材料と、
「リチュアル 儀式」として香(薫香)をもちいて、
内的な癒しと変容体験する方法を提案しています。

つまり薫香ですので、エッセンシャル・オイル(精油)ではなく、
植物そのものを焚いて、
香りや煙を体験するアプローチです。

本書では「リチュアル 儀式」のテーマとしてーー
「洗浄と浄化」「瞑想とリラクゼーション」
「力と生きる勇気」「エネルギーと変容」他9つのテーマで、
香(薫香)のリチュアルについてガイドする文章と、
キンケレ氏の提案する薫香料の美しい写真が、配置・掲載されています。

例えば、「調和と想像する喜び」というテーマでは、
左ページで以下のような文章でガイドされているのですねーー

「心の調和に達することとは、
対立するもの同士が相手に合わせてダンスすることを意味しています。
しかし、その状態は変化に身を委ねることでしか達成させることはありません。
変化に身を委ねれば多様性や豊かさの体験、
存在するという奇蹟に対する歓喜の体験ができるのです。

(略)

生命のこの2つの極が結びつくことによって
人生に豊かさがもたされるので、
創造性と変化を祝う香の儀式は、
この引き裂かされた状態を癒す儀式でもあるのです。
p46から

そして右ページでは、これらの植物が提案されていますーー
シナニッケイの花/オポパナクス(スウィート・ミルラ)トンカビーン
ローバン/ホワイトセージ/レッドシダーの枝先/
ラヴェンダー/ソマリア産の乳香/ダマスクローズの花

つまり見開きの、左ページではリチュアルのガイドの文章、
右ページでは対応する植物達の写真が、
レイアウトされています。

オポパナクス

←オポパナクス(スイート・ミルラとも呼ばれます)



いかがでしょうか?
フランキンセンス(乳香、オリバナム)やローズなど植物達と、
「調和と想像する喜び」というキーワードが
たしかに呼応しているのを、わかっていただけるでしょうか?

実際これは……かなりハイ・レベルな問いかけですね〜〜。
もしあなたがわからなかったとしても、
どうか気になさらないで下さい。
私自身もあらためて薫香を試しながら、
ここに書かれている内容をじっくりと検証してみたいです(苦笑)。

でもこれが、キンケレ氏の30年以上に渡る植物研究の成果とエッセンス(本質)を凝集した、
ひじょうに意義深い書物であるのは、
私のこれまでのワークショップ対面セッションでの経験や蓄積したデータからも、納得できます。

私もこれまで"アンフォールド"として、
シャーマニズム的な癒しや変容体験と、ホリスティック・アロマをつなげて探求してきましたが、
こうして同じようなコンセプトを持った、まとまった書物が翻訳・刊行されたことを、
素直に喜びたいとおもいます。

ひじょうに奥深い内容と共に、
おそらく日本全体のアロマテラピー界の進化・成熟ということもあって、
今、こうした書物が世に生まれているのではないでしょうか。

私自身は「リチュアル 儀式」というよりもっと一般的に、
ワークショップや講座、小さなスクールという形式で
ホリスティック(心、身体、魂、全体的)なアロマをご紹介していますが、
「リチュアルのような非言語的(ノンバーバル)でもあり、
古代的でもある本質も忘れてはならない」
と、本書を読んで反省させられました。

また本書の後半部では、世界の99種類の薫香料ーー
ドラゴンズ・ブラッド(麒麟血)、コパル、ラブダナム、
アサフェティダ、オポポナクス、グッグル、パロサント等々
についても詳しく解説しています。

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例えば、
トゥルシー(ホーリーバジル)は「愛情に満ちて心が開かれてくる」、
マートル(銀梅花の葉)は、「曇りのない自由な見方」
ーーというように一言でまとめた、
それぞれの薫香料持つ香りのメッセージも書かれています。
この部分は、初心者の方の目安としていただけるでしょう。

↑スウィートマートルの葉

「植物と香りの世界」を深く学びたい皆さんへ、
お手軽ではありませんが……
重みのある本質を時間をかけて吸収するのも良いものです。
「インセンスー薫香料と香を焚く儀式」トーマス・キンケレ著 フレグランスジャーナル社 
ぜひお薦めします!!



「アンフォールド・ネットショップ」でも薫香材料=ナチュラル・インセンスをネット販売しています。

ホワイトセージ

エッセンシャル・オイル(精油)の蒸溜・抽出技術が生まれる遥か以前……
1万数千年前の原始時代や、古代文明から人類は、
植物の枝葉や種・樹脂などを燃やしたり・温めたりして、
「香り」や、立ち昇る「煙」を
身体や心の癒し、瞑想や祈り、占い、
深い叡智と繋がるためにもちいてきました。

こうした「薫香」あるいは「自然香」「ナチュラル・インセンス」と呼ばれる、植物の香りの愉しみ方もあります。


植物の香りを「そのまま」感じるこのアプローチは、
市販の香水やエッセンシャル・オイル(精油)よりもさらに深味のある、繊細な香りを実体験できます。

↑ホワイトセージ


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ご注意

薫香やナチュラル・インセンスは、ドラッグではありません。
心と身体の癒し、メディテーション(内観/瞑想)、
真剣な自己探求のためにもちいられるものです。

この点をご理解されますよう、お願いします。



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