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お薦めブックガイド

ホリスティック(心、身体、魂、全体的)なアロマセラピーの観点から、
そして心の癒し、自分探し、気づき、変容、自己成長全般に役立つ、
お薦め本をご紹介します。
私なりのオススメ度を、☆から☆☆☆☆☆まで☆の数で表してみました。

アロマテラピ―/植物関連

「インセンスーー薫香料と香を焚く儀式」

トーマス・キンケレ著 フレグランス・ジャーナル社 2010年 ☆☆☆☆☆

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「1冊の本との出会いが、人生を変える」
ーーそんな希有な出会いも、時々あるものですね。

2010/4/5発刊されたばかりの、
「インセンスーー薫香料と香を焚く儀式」トーマス・キンケレ著 という本も、
もしかしたら多くの方の人生を変えるかもしれないです。

まずは速報として、この本についてご紹介させて下さい。

この本では、原始時代から人類が心と身体の癒しに
もちいてきた様々な植物材料と、
「リチュアル 儀式」として香(薫香)をもちいて、
内的な癒しと変容体験する方法を提案しています。

つまり薫香ですので、エッセンシャル・オイル(精油)ではなく、
植物そのものを焚いて、
香りや煙を体験するアプローチです。

本書では「リチュアル 儀式」のテーマとしてーー
「洗浄と浄化」「瞑想とリラクゼーション」
「力と生きる勇気」「エネルギーと変容」他9つのテーマで、
香(薫香)のリチュアルについてガイドする文章と、
キンケレ氏の提案する薫香料の美しい写真が、配置・掲載されています。

例えば、「調和と想像する喜び」というテーマでは、
左ページで以下のような文章でガイドされているのですねーー

「心の調和に達することとは、
対立するもの同士が相手に合わせてダンスすることを意味しています。
しかし、その状態は変化に身を委ねることでしか達成させることはありません。
変化に身を委ねれば多様性や豊かさの体験、
存在するという奇蹟に対する歓喜の体験ができるのです。

(略)

生命のこの2つの極が結びつくことによって
人生に豊かさがもたされるので、
創造性と変化を祝う香の儀式は、
この引き裂かされた状態を癒す儀式でもあるのです。
p46から

そして右ページでは、これらの植物が提案されていますーー
シナニッケイの花/オポパナクス(スウィート・ミルラ)トンカビーン
ローバン/ホワイトセージ/レッドシダーの枝先/
ラヴェンダー/ソマリア産の乳香/ダマスクローズの花

つまり見開きの、左ページではリチュアルのガイドの文章、
右ページでは対応する植物達の写真が、
レイアウトされています。


いかがでしょうか?
フランキンセンス(乳香、オリバナム)やローズなど植物達と、
「調和と想像する喜び」というキーワードが
たしかに呼応しているのを、わかっていただけるでしょうか?

実際これは……かなりハイ・レベルな問いかけですね〜〜。
もしあなたがわからなかったとしても、
どうか気になさらないで下さい。
私自身もあらためて薫香を試しながら、
ここに書かれている内容をじっくりと検証してみたいです(苦笑)。

でもこれが、キンケレ氏の30年以上に渡る植物研究の成果とエッセンス(本質)を凝集した、
ひじょうに意義深い書物であるのは、
私のこれまでのワークショップ対面セッションでの経験や蓄積したデータからも、納得できます。

私もこれまで"アンフォールド"として、
シャーマニズム的な癒しや変容体験と、ホリスティック・アロマをつなげて探求してきましたが、
こうして同じようなコンセプトを持った、まとまった書物が翻訳・刊行されたことを、
素直に喜びたいとおもいます。

ひじょうに奥深い内容と共に、
おそらく日本全体のアロマテラピー界の進化・成熟ということもあって、
今、こうした書物が世に生まれているのではないでしょうか。

私自身は「リチュアル 儀式」というよりもっと一般的に、
ワークショップや講座、小さなスクールという形式で
ホリスティック(心、身体、魂、全体的)なアロマをご紹介していますが、
「リチュアルのような非言語的(ノンバーバル)でもあり、
古代的でもある本質も忘れてはならない」
と、本書を読んで反省させられました。

また本書の後半部では、世界の99種類の薫香料ーー
ドラゴンズ・ブラッド(麒麟血)、コパル、ラブダナム、
アサフェティダ、オポポナクス、グッグル、パロサント等々
についても詳しく解説しています。

例えば、
トゥルシー(ホーリーバジル)は「愛情に満ちて心が開かれてくる」、
マートル(銀梅花の葉)は、「曇りのない自由な見方」
ーーというように一言でまとめた、
それぞれの薫香料持つ香りのメッセージも書かれています。
この部分は、初心者の方の目安としていただけるでしょう。

「植物と香りの世界」を深く学びたい皆さんへ、
お手軽ではありませんが……
重みのある本質を時間をかけて吸収するのも良いものです。
「インセンスー薫香料と香を焚く儀式」トーマス・キンケレ著 フレグランスジャーナル社 
ぜひお薦めします!!

アロマテラピ― 副題:〈芳香療法〉の理論と実際」

ロバート・ティスランド著 フレグランスジャーナル社 1985年 ☆☆☆☆☆
日本にアロマテラピーを紹介した草分けの本。
イギリスのアロマテラピーのホリスティックな基盤が、よく理解できる。
歴史的な記述も豊富で、厚くて地味な装幀の本だが、
本格的にアロマテラピーを勉強するなら必読でしょう。

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パトリシア・デービスのサトル・アロマセラピ―

パトリシア・デービス著 BARジャパン 2008年☆☆☆☆

「アロマセラピー辞典(Aromatherapyan A-Z)」を著したイギリスのアロマテラピーの大家の1人 パトリシア・デービスが、
一般的なアロマテラピーより微細な(サトル)レベルでのアロマの用い方を集大成した本。

以前の「聖なる香り」が新訳として出版されたもの。

私自身は、この本に書かれていたワークを検証するために、2002年4月から自分のアロマのワークショップを始めたのでした。

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スピリットとアロマテラピー 副題:東洋医学の視点から、感情と精神のバランスを取り戻す)」

ガブリエル・モージェイ著 フレグランスジャーナル社 2000年 ☆☆☆☆☆

コンパクトによくまとめられた、「アロマテラピーについて1冊だけ!」という時に、私ならオススメしている本。

挿入された植物の写真も素敵です。
陰陽五行説を参考にすると、香りと内臓と心の連関がわかりやすい。

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アーユルヴェーダとアロマテラピ― 副題:古代の英知と現代医学を統合したヒーリング・テクニック)」

ライト・ミラー&ブライアン・ミラー著 フレグランスジャーナル社 2001年 ☆☆☆☆☆

インドの伝統的な民間療法・哲学であるアーユルヴェーダとアロマテラピーを結びつけたもので、センツ・オブ・ノーイングの世界とも起源の近いといえるでしょう。

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心を癒すアロマテラピ―(香りの神秘とサイコアロマテラピ―)」

ジュリア・ローレス著 フレグランスジャーナル社 1996年 ☆☆☆☆

エジプトなど古代文明や先住民文化の中での、香りの利用法についての記述が豊富。
だが、「サイコアロマテラピー」というなら、臨床例や「癒しとは何か」という根本的・現象学的な考察がされても良いのではないか? 等の点で不十分さも感じます。

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香りの愉しみ、匂いの秘密

ルカ・トゥリン著 河出書房新社 2008 ☆☆☆☆

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匂いの帝王――天才科学者ルカ・トゥリンが挑む嗅覚の謎」

チャンドラー・バール著 早川書房 2003
「世界最強の鼻を持つ男」とも言われる、科学者ルカ・トゥリンが嗅覚の秘密を探求した記録。
「匂いの帝王」は、ルカ・トゥリンを中心にしたノンフィクション読物。

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アロマセラピー占星術

パトリシア・デーヴィス著 東京堂出版 2005 ☆☆☆☆

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手作りの自然香水ハンドブック

フレート・ヴォルナー著 林真一郎監修 東京堂出版 2003年 ☆☆☆☆

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In Search of The Medicine Buddha――A Himalayan Journey」David Crow著 2000 ☆☆☆☆

鍼灸師でハーバリストのデビッド・クロー氏が、チベットやアーユルヴェーダの中での植物による癒しを調査するため、ネパールを旅した記録。

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ネパール・インドの聖なる植物

T.C.マジュプリア著 八坂書房 1996 ☆☆☆

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聖書の植物

H&A・モルデンケ著 八坂書房 1991 ☆☆☆

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植物の魔術

J.ブロス著 八坂書房 1994
八坂書房は、植物の神秘的な世界についての本をたくさん出版しています。

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「癒しのお香 副題:高貴な樹脂・ハーブ・スパイスを楽しむインセンスガイド」

カーリン・ブランドル著 長谷川弘江監修 産調出版 2004 ☆☆☆

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魔女の薬草箱

西村佑子著 山と渓谷社 2006 ☆☆

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図解 錬金術

草野巧著 新紀元社2006 ☆☆☆

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「本草家カルパパー  副題:ハーブを広めた先駆者の闘い」

ベンジャミン・ウリー著 白水社 2006 ☆☆☆
錬金術や占星術と植物の利用の歴史を知ることも、大切です。

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男と女はなぜ惹きあうのか―『フェロモン』学入門

山元 大輔著 中公新書ラクレ 2004 ☆☆☆

最新の行動遺伝学の立場から、DNA(遺伝子)と人間の行動のついて、
「目からウロコ」の新鮮な見方をおしえてくれる本で、オススメです。

身近な語り方、親しみを感じさせる文体で、
「こんなニュータイプの学者さんも現われてきたんだな〜」と、ウレシイ気持ちにもなります。

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