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働き方・暮らし方・生き方を哲学するように

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あなたは今、どんな働き方をしていますか?

こんにちは。
【アロマテラピー×心理ワーク】の 立野博一です。
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この頃の私は、「働き方研究家」の 西村佳哲さんの本を色々と読んでいます。
今号では、「働き方」「暮らし方」「生き方」「ファシリテーション」「インタビュー」等のジャンルで、
興味深い発信をされている西村佳哲さんをめぐって、お伝えしたいのです。

◎「みんな、どんなふうに働いて生きてゆくの?」を読みました

「自分の仕事をつくる」ちくま文庫
「ひとの居場所をつくる」筑摩書房
「かかわり方のまなび方」ちくま文庫 と読み継いできて……、
「みんな、どんなふうに働いて生きてゆくの?」弘文堂を、
一昨日私は読み了えました。

本書「みんな、どんなふうに働いて生きてゆくの?」は、「自分の仕事」について考える人達数百名が、
3日間奈良の図書館に集ったフォーラムをまとめたものであり、
特に8名のゲスト+1名の旅人(友廣裕一さん)へのインタビューを軸に、構成されています。

浦河「べてるの家」のソーシャルワーカーである向谷地生良さん、
本当に作りたい本を作る出版社「ミシマ社」の 三島邦弘さん、
ネパールの人々との国際協力「ネパリ・パザーロ」の 土屋春代さん等、
9名の方々に西村佳哲さんがインタビューしているのです。

「彼らにお願いしたのは、
『仕事や働き方について ”論” ではなく、
自分はどうやってきたか、
何を大切にしているかを、聞かせて下さい』ということです。
(略)
本人が本人の話をただ淡々と打ち明けてくれることが、
なぜこんなにありがたく、
力になる感じがするんだろう。」
同書p30「まえがき」から



西村さんの著作の中でも同書は、特に「オープンな、あえてまとめ過ぎない構成」となっているようです。
9名の方々の「自分の仕事」「働き方」「生き方」への考えは、けっこう拡散していて、
何かが正しいとーー指し示されているわけではない。
この「オープンさ」「あけっぴろげさ」が、西村さんの持ち味の一つであるでしょうし、
とても興味深く私は感じます。

そして、「働き方」「生き方」を探求するこれらのインタビューが、
人間の「本能」や、「居場所」、
「地方で暮らすこと」
「関係性」「コミュニケーション」
精神的な症状を含めて「人間の多様性を受け入れること」等々、
さまざまなテーマに複雑にリンクしているのも、
わかるようになってます。

「働き方」「生き方」は現代人にとってとても求められているテーマですが、
これは人間の様々な局面にリンクせざるをえない。
そんな広がりの中で、
「自分はどんな『働き方』『生き方』を選択するのがベストか?」と考えるヒントに、
この本はなるでしょう。

◎「自己啓発」って、何か違うのでは?

(9名のインタビューで)「『自分はこう考えていて』と伝えてくれる人はいたけど、
少なくとも悩んでいる人を助けようとか、救おうとか、
楽にしてあげようといった意図をお持ちの方は、
1人もいなかった」
同書p30

「わからなさが悩みのように映ることもあるかもしれないけど、
この生涯で体験したいのは、他でもない自分の人生です。
(略)
だからきれいな言葉で気持ちよくしたり、
よく出来た思考方法で整理してスッキリさせて、
むしろ ”生きている手応え” から本人を引き離してしまうような働きかけについては、
僕はちょっと遠慮したい。
 自己啓発とは、自分が自分で取り組むものであって、
他人から促される類のことではないと思うんです。」
同書p31



私=立野もコーチングやカウンセリングを行っている立場ですが……、
「自己啓発」とか「意識高い系」というのはチョット違うと、考えます。
「自己成長」「変容」「生成的変化」は語りますが、
世の「自己啓発」的なムーブメントの多くは、
人の本来的な在り方としてマズイ部分も感じますよね。

ですから西村さんがこうして「自己啓発」に批判的なのも、
私は心から共感します。
もしかしたら、コーチングが日本の社会になかなか定着していないのも、
「自己啓発」や「インスタントな変化」「意識高い系」レベルの言動やイベントが、
残念ながら多いからかもしれない。

私自身もまったく自戒を込めて書くのですが(汗)、
コーチやコーチングを学んでいる人達は、
もっと深く「自分という存在とは何か?」
「人間存在とは何か?」
「生きるとは、何か?」を掘り下げて哲学しないと、
コーチングは日本社会に今後も浸透しにくいかもしれない。

これもとても繊細・微妙なことですが、
この感覚を理解する人が増えたら良いですね〜。

◎「わきまえ」という重いキーワード

それでは、どうしたら良いでしょう?
行動や意識の「変容」「自己成長」をあなたも求めているとしたら、
「わきまえ」という古くて・重い日本語が、鍵になるかもしれません。

「西村さん 向谷地さんと二人三脚で歩んできた川村先生が、精神科の外来に来た患者さんに、
『治さないし、治せません』と伝えると本に書いてあった。
(略)

向谷地さん それは、最初は『治そう』とか『治したい』と思って頑張っていた精神科医としての、
川村先生独特の ”わきまえ” だと思います。
治るとか回復することの鍵は、本当は患者さんの方にある。

『治せない』と医者が言うことで、
『治る』ことがその人自身のテーマになる。」
同書 p112



これは、精神科医の側が統合失調症の患者さんに「治さない」ですし、
本質的には「治せません」と宣言することで、
患者さんは「自分で何とかするしかないのだ」と自覚し、自立した意識を取り戻す
ーーという意味でしょう。

世間的には、医者や医療側は「治す」存在であり、
患者さん側は「治してもらう」「受け身」の存在ーーと思い込んでいる。
この根本的な誤りを反転しようという言葉なのです。

そして、「わきまえ」とは、
医者の側が「治してあげる」というような視点から身を引いて、
究極的には無力な存在である自分を自覚しているーー
ここにあるわけです。

これは、セラピーの現場にもつながるエッセンスかもしれないです。
セラピストの側が、体験者(クライアント)の悩みや問題を「問題解決しよう」と、
リキめばリキむほど「本質 エッセンス」からズレてしまうーー
という現象があったりします。

セラピストが「わきまえ」を持って、
無力で無知でもある存在をまっとうする時、
体験者(クライアント)の側は、自立的な「気づき」や、
自らの「根源的なエネルギー」を取り戻すことになるでしょう。

あなたは、自らの「わきまえ」をキープしていますか?

ーーそんな風に西村さんに問いかけられているとも、
私は感じました。
セラピーやカウンセリング、コーチング、あるいはヒーリング等を、
実践したり・学ぶ人達にありがちな落し穴への、
とてもナイーブな感受性とオープンさを持つ西村さんからの問いかけが、
この本を注意深く読む時(チュウイ深くですヨ)、
受けとれるでしょう。

いかがでしょうか?
ここから、あなたはどんな風に感じましたか。

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