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繊細・ほのかな香りの良さも感じよう
男性アロマ講師の「アロマのかぎ方基本3」

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強く・わかりやすい刺激が、TVや世の中に大量に溢れています。
もっと繊細でほのかなものも、顧みられて良いのではないでしょうか?

こんにちは。
【アロマテラピー×心理ワーク】の 立野博一です。
無料メルマガ【香りと心の旅からの便り】最新号から、ご紹介します。


この【香りと心の旅からの便り】では現在シリーズで、
男性アロマ講師による「アロマのかぎ方 7つの基本中の基本」をご紹介しています。
効果的にアロマの香りを体験する「コツ」が、いくつかあります。
ここでは、他ではあまり紹介されてない「アロマのかぎ方 7つの基本中の基本」を、
皆さんにわかりやすくお伝えしたいです。

第1回は、【基本1】「嗅覚では『経験値』『記憶』が重要」 http://goo.gl/YdwPPd

第2回は、【基本2】「呼吸を深くして、香りをかぐ http://goo.gl/gN3xVu
ーーをお伝えしました。

そして今号は、【基本中の基本3】「繊細・ほのかな香りの良さも感じよう」です。

◎精油の香りは、薄い濃度の方が心地よく感じやすいのです

瓶に入っている精油(エッセンシャル・オイル)は、100%濃厚な状態です。
実はこの「100%の濃い状態」は、それぞれの精油が持っている香りや特性を感じにくかったりします。
むしろ薄めた濃度の、繊細・ほのかな香りの方が、
その精油の良さや特性を感じ取りやすくなるのです。


例えば、「イランイラン」という精油は、女性的な優雅な香りですが、
「100%濃い状態」では、あまりに甘ったるくて、
受け入れにくい感じもするのではないでしょうか?
そしてイランイラン精油は、希釈して薄めた状態にすると、
受け入れやすくなり、女性的なやさしい香りに感じられるものなのです。
これがイランイラン精油を使う時の、ひとつ「コツ」ですよ。


こうして、薄い濃度の方が心地よく感じられる種類は少なくないです。
ジャスミン
キンモクセイ(オスマンタス)
ベチバー
等々、香りの「強度」が強い精油は、
おおむね希釈して薄めた方が香りも心地よく、受け入れやすくなります。

私は「アロマ香水ブレンド(調香)」
「香りの対面セッション(カウンセリング)」
「無料お試し精油テイスティング」等で皆さんに精油を体験していただく時に、
手持ちの全種類の精油を「100%濃い状態」と「3%〜5%に薄めた状態」と2種類づつ、
準備しています。


そしてアロマに慣れていない方ほど、
まずは「薄めた状態」をかいでいただき、
その後に「100%濃い状態」でかいでいただくようにガイドしています。


最初から「100%濃い状態」で精油をしっかり知覚・認知できるのは、
相当熟練したプロフェッショナルの方だけです。
精油は「薄めた状態」の方が心地よく・受け入れやすくなるという基本を、
ぜひ覚えて下さいね。

◎効果/効能を事前説明をしないことも大切

これに関連して、ショップ等で瓶に入った「100%濃い状態」がサンプルで並べられているのは、
(それでは精油の本来的な良さや香りを感じにくいのに、そうなのは……)
おそらく、精油の「効果/効能」を手に取った方に感じていただきたいという、
マーケティングに基づいていることでしょう。
例えば、ラベンダーはリラックス効果を持っているから、
その「効果/効能」のために「100%濃い状態」を並べているのかもしれません。

実はこれも、脳機能やホリスティック・アロマテラピー(体・心・全体論的アロマテラピー)の観点からみれば、誤った・残念な対応なのですね〜。
脳機能からすれば、「ラベンダーはリラックス効果を持つハズだから……、
リラックスするためにラベンダーをかいでみよう」と思考すると、
脳は部分的・限定的にしか反応しにくくなるのです。
「効果/効能」を思考しながら、精油をかぎながら分析したりするのは、
実は脳を全体的・全脳的に使うことにはならないのです。


もしもあなたが脳全体を活性化しながら、精油と親しみたいのでしたら、
「ナントナク、ボーッとこの香りとしばらく一緒にいてみよう」
ーーという態度で精油と親しむのがベストですよ。


ちなみに私のアロマの各種セッションやワークショップ、講座では、
参加された皆さんに精油を体験していただく時、その香りをかいでいただく時、
事前に「効果/効能」を説明することは全く行わないのです。
精油の名前を言わないことすら、多いです。


「まずはこの香りをかいでみて下さい」ーーとそれだけ言って、
皆さんに自由に体験していただきます。
そして皆さんが精油から受けた体の反応や感情の変化、
湧いてきた記憶(第1回でご紹介したように、嗅覚では記憶が深く関わってます)
イメージ、連想、直感で感じたこと等を聞いた後に、

「実はこれは◯◯◯という精油で、
⬜︎⬜︎⬜︎という効果や、△△△という特性を持っています。
ですからあなたにも、
そのような体と心の反応が生まれたのではないでしょうか」
ーーと説明します。

こんな風に、私が事前に精油の「効果/効能」を説明しないで、
あくまでもその方の「フリーな体験中心」でガイドすることに、
納得・共感して下さるお客様(クライアントさん)は多いです。

残念ですが日本には……、
「効果/効能」を説明することがアロマテラピーの良さを伝えることになるーー
と考えているセラピストや施術者、ショップやサロンが多いのかもしれません。
それはホリスティック・アロマテラピー(体・心・全体論的アロマテラピー)、
そして最新の脳機能研究から考えれば、
誤ったアプローチであることに、気づいていただきたい。

アロマテラピーの原点は、ホリスティック・アロマテラピー(体・心・全体論的アロマテラピー)であるのですが、
この視点からみれば「何が本質的か」「どんな伝え方が、核心を人々に伝えられるのか」
ーーここを探求しませんか。

アロマテラピー(芳香療法)と植物の世界は、ひじょうに奥深く、そして複雑な世界です。
だからこそ、どんな風に世の中に伝えるのが「本質的 エッセンシャル」かーー
高い俯瞰視点から構想することも、大切にしませんか!

◎男性アロマ講師による「アロマのかぎ方 7つの基本中の基本」は、今後こんな内容を解説していく予定ですーー

【基本中の基本4】ジックリ・ユックリ時間をかけて、香りと「一緒にいる」

【基本中の基本5】香りを全体的に感じる。リンゴを丸かじりするように

【基本中の基本6】自分の「好み」も大切にしながら、「好き/キライ」の中間も尊重するように

【基本中の基本7】さまざまな「五感」で香りの体験を拡張する

そして次回の男性アロマ講師による「アロマのかぎ方 7つの基本中の基本その4」はーー
「ジックリ・ユックリ時間をかけて、香りと『一緒にいる』」です!

◎ぜひぜひあなたのご質問・感想・ご意見をお知らせ下さい。

この「アロマのかぎ方 7つの基本中の基本」は、皆さんからのご感想やご意見を加えて、
さらに加筆・調整して充実した内容にしていきたいです。
ぜひあなたのご質問・感想・ご意見を、Eメールで私にお知らせ下さいね〜。

連絡先

アロマテラピーや植物の世界は、ひじょうに奥深く・広がりのあるものです。
「知っている人」は知っているけれども、一般には知られていない情報やコツが沢山あります。
気軽になんでも、ご質問・感想・ご意見を私にお知らせいただけますか?

→→次号に続く

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☆こんなあなたにお薦め☆

  • 植物の香りを手がかりに、「自分や人間を深く知る」
    「本来の自分に出会う」ことに関心をお持ちの方。
  • 精油(エッセンシャル・オイル)をもちいて、無意識(潜在意識)にはたらきかける
    方法の実際を知りたい方。
  • 精油でアロマ香水を作るための「コツ」や、
    香りに対する感性/センスについて知りたい方。
  • 人生や生き方に、根本的な変化を起こしたい方
    (アロマテラピーだけにこだわらず)。
  • 深層の意識、無意識あるいは潜在意識に関心をお持ちの方。
  • メディテーション(瞑想法)に関心をお持ちの方。
  • 一般的なアロマテラピーよりも、ディープなアロマテラピーや
    精油の活用法を知りたい方。
  • 現代の変化し続ける時代に、前向きに生きるための
    視座と知恵を求めている方。


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