音楽の「トランス体験」と、その癒しーーワールド音楽講座から

▼キーワードーー「ワールド・ミュージック」「サラーム海上」「トランス」「スーフィー」「マグレブ」「日本人の身体性」

昨夜(12/10)で、5月から私も受講していた、
気鋭の音楽ライター サラーム海上さんの
「ワールド音楽講座」
http://www.wako.ac.jp/kaihou/koza08/detail.php?id=45
が、無事おわりました。


インド古典音楽やインドならでは映画音楽(ボリウッド)に始まり、
アジアからアフリカ、
アラブ、中南米……
世界中の伝統文化とグローバル文化の狭間で生まれるワールドミュージックを、
サラームさん御自身が撮影した映像や、
DVD、Youtubeの動画等と共に、学び・楽しむ講座でした。


私の感想を言えばまずは……
音楽を通じてのトランス(日常と異なる、変容意識状態)が、
これほど多くの地域で親しまれているという事実に、
あらためて驚かされました。

特にスーフィー(いわゆる、イスラム神秘主義)と、
マグレブ地域(北アフリカ、モロッコ、アルジェリア、チュニジア周辺)の神秘的な音楽は、
現代の様々ある音楽の中でも、
これは特にディ〜プで、要チェックな世界ですね。


そして最終回の昨夜は仕上げとしてーー
日本の神楽や放浪芸のDVDに、
あらためて回帰したのでした。

小沢昭一さんの「新・日本の放浪芸〜訪ねて韓国・インドまで〜」DVDから、
佐渡に伝承された「春駒(ハリコマ?)」という芸能が、
特に興味深かったです〜〜。

2人組で、1人は馬の扮装をして、
もう1人が語るように唄う、
門付(かどづけ)のような、
お祓いの芸だそうです。


つつましい、淡々としたリズムの中にも……
(これは一体何なのだろう??)
演じられている「場・空間」に、
独特な「匂い」「雰囲気」が立ち上るのが、
私には感じられたのですネ〜〜!!

演じている方々、これを現場で見物している方々の、
内面にあるだろう……
「情感」や「身振り」、
あるいはさらに根本的にある、
昔の日本人ならではの、
身体を流れている「何か」。



そしてさらに、俗曲師として注目を集めている、
うめ吉さんの都々逸の動画も見てみると……

「ハ〜、コリャコリャ」とか

「チト、チント、シャン」とか、

なんて独特なタイミングで唄っています。


そうかあぁ〜〜、
私もレゲエだったり、ドラムン・ベースだったりを、
ついつい心地良く感じてしまいますけど、
古くからの日本人の身体に染み込んでいるのは、

「ハ〜、コリャコリャ」
だったのですね〜〜、まさに。
反省と、不思議な感動を味わっている、
今朝の私です(笑)。


☆☆☆

サラーム海上さんの「ワールド音楽講座」は、
来年度も和光大学のオープンカレッジとして、
開講予定だそうです〜。

1年で20回の講座もリーズナブルで、
超オススメです☆
http://www.wako.ac.jp/kaihou/koza08/detail.php?id=45


▶サラーム海上さん公式サイト「サラームの家」はこちら
http://www.chez-salam.com/



☆☆☆メルマガ「香りと心の旅からの便り」は無料でお送りできます☆☆☆