香りがココロに触れるポイントとは?(2)

呼吸が精油で深くなります

山の中や森を歩いていると、心が「シーン」と静かになる。
海辺を潮風に吹かれながら歩いていると、
チョット疲れていた心が、元気になってくるーー

こんな体験は、どなたでもありますよね?!

香りがひとのココロに触れるポイントとして、
「呼吸」があります。
今回はこの「呼吸」について、お伝えしたいのです。

エッセンシャル・オイル(精油)の香りで、「呼吸」が深くなります。
特にわかりやすいのは、フランキンセンス(乳香)です。
これをただかいでいるだけで、
自然に呼吸が喉や胸を通りやすくなります。
そして心が「シーン」と、
静かになるのを感じるでしょう。

呼吸は神経系と密接に連動しています。
ゆったり呼吸ができるようになると、
神経系も緊張がゆるむ傾向になり、
気持ちも身体もユッタリ、リラックスできます。


古来からのいろいろな瞑想法でも、
「呼吸を意識すること」が基本中の基本となっていますね。
「呼吸」を感じてリラックスできれば……
誰でも、「あるがままの自分」をみつめやすくなるのです。

つきつめて言えば……
「呼吸」は、生命体としての人間の「基盤」なのです。


こうして「呼吸」が自然に深くなる、
「呼吸」に意識を立ち戻させてくれるーーという面だけでも、
植物の香りを手がかりにして、内面を洞察するワークには、
十分に価値があると、私は考えています。

ココロを静める、フランキンセンスの「煙の体験」

特にフランキンセンス(乳香)やミルラ、オポポナクス(スイート・ミルラ)
というような樹脂の香りに、ぜひ注目していただきたいです!!


例えばフランキンセンスは、中近東や北アフリカ原産の、乳香樹から採れる、
乳白色の樹脂です。
スッキリとして独特な、少し樟脳に似た香りがします。

これをできれば……エッセンシャル・オイルよりも樹脂のまま焚いて、
その「煙」や「香り」を1度体験してみて下さい!
(実際の手順としはーー香炭という小さな炭に火をつけ、
これで樹脂を温めます)

私も初めてフランキンセンスの樹脂の「煙」を焚いた時、
驚かされたのですが……
ほんの2、3秒で、とても深いレベルで、
心と脳が静まり、クールダウンするのを感じられました。

もともと、「パヒューム」という言葉は、
ラテン語の「per 〜を通して」と「fumum 煙」に由来しています。
こうして植物そのものを焚いて、その「煙」を体験するスタイルを、
「薫香」といいますが、
まさに「煙を通す」ことが、
「植物の世界」を体験する歴史的な原点なんですね。

一般的なアロマテラピーでは、フランキンセンスは、
数多くあるエッセンシャル・オイルのひとつーー
としてしか、見られていないかもしれません。

でも、ココロに触れるアロマ、
ホリスティック(心・身体・魂、全体的)なアロマ、
自然と交感する、シャーマニック・アロマの観点からみるとーー
フランキンセンスや樹脂系の香りには特別に重要な価値がある、
と思えるのです。

フランキンセンスはまた、免疫賦活作用でも注目されており、
ガンやAIDS治療の可能性という面でも、研究されています。
いろいろな自己免疫疾患やアレルギー症状が身近になっているこの頃、
エッセンシャル・オイルの持つ、免疫バランスへの効果も、
社会的な重要度を増している、と言えるでしょう。

「呼吸」と「フランキンセンス」という「窓」を開くと……
まだ知られていない、「意識」の奥深く・フシギな世界に、
触れられますよ☆☆☆
よかったら、フランキンセンスの「煙」の香りを、
心・身体・魂、全体で、体験してみて下さい!!




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